私がミニ柔道着を作るきっかけ

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はじめまして。「手しごと屋あんこ」です。

 

私が柔道着をリメイクしてキーホルダーや、ぬいぐるみ、壁飾りetc を作るようになったきっかけを書いてみようと思います。

 

私には、息子が2人います(現在20、17歳)。

 

長男が中学生の時、柔道部に入部しました。同じ学年で入部したのは、長男の他に、女の子Uちゃん1人(ひと学年上に柔道部に兄有り)でした。

 

ひと学年上は、7名(男6 女1)でした。先輩方は、長男を、とても良く可愛がってくれて、先輩後輩と言うより、同学年の友達のように接してくれました。

 

先輩のお陰で、色々な大会にも参加できとても充実した日々を過ごす事が出来ました。

 

保護者の方も同様でした。

 

ところが、先輩方が引退し、私は役員を引き受けたのですが、引き受けて間もなく、体調を崩して半年間、何もせずに過ごしてしまいました。

 

その間 練習会などの送迎や、行事などをUちゃんのお母さんと、

ひと学年下のN君(1年生の入部は1人)のお母さんに、任せきりにしてしまいました。

 

行事などは、引退した先輩の、お母さん方に手伝って頂きました。

とても迷惑をかけたにもかかわらず、当たり前のように手伝って頂き本当に感謝してもしきれません。

 

この事がアリ「3年生を送る会」を心に残る様な式にしたいと思いました。(この頃にはだいぶ体調が良くなっていました)

 

Uちゃんのお母さんも、卒業生の保護者なので

「私に、まかせて欲しい」とお願いした所、快くまかせてくれました。

 

Uちゃんのお母さんは、なんでも出来る方なので、こんな頼りない私に任せてくれて本当に感謝しました。

 

実際はUちゃんのお母さんに、分からない事を聞いたり、準備で忘れている所をカバーして頂きましたけど😓

 

N君のお母さんも、それに賛成して頂きました。

まだ、車の運転が出来ない私をのせ、会場での打ち合わせに行ってもらうなど、一緒に準備して頂きました。ここでも迷惑かけまっくりました😓

 

ここからが本題です。

同時に記念品を準備しなくてはならないのですが、毎年の予算が卒業生一人につき2000円でした。飲食代 残金などを考えてもやはり妥当な金額でした。

 

ちょうど その頃、卒業生のT君のお母さんが「息子の柔道着をリメイクして、小さい柔道着にして欲しい」と依頼を受けました。

 

よし!これを記念品にしようと思いました。

 

やった事がなかったので、始めは依頼出来る業者をさがしました。ですが、2000円の予算では程とおく、桁が違うと言う事がわかりました。

 

そこで、覚悟を決めて自分で作ると決心しました。若い頃、婦人服の縫製会社でサンプルを縫っていた経験もあり、息子達には、手作りの服を着させていました。

それを気に入ってくださったのだと思います。

信頼して依頼してくれた事にしっかり答えたい。

まずは、柔道着をほどいて、パターン作りです。

何だか着物と裁断方法が似ていると思いました。

私の旦那様の実家が、神社で、神主をしている義父の肌襦袢長襦袢を仕立てたことがあったので、

これなら、いけると思いました。

何個か作り、修正をしながら、パターンを決めました。

特にこだわったのは、柔道をやってきた人の、着方というか、こなれた着方と言うか、可動域を作る着方と言うか、そんな感じが平面でも出せるように、少し本物の柔道着とは、パターンを変えたことです。

あとは、刺繡をどうするかです。家の近くの刺繡屋さんから問い合わせて行きましたが、なかなか予算内で、引き受けてくれるところはなく、4件目で何とか引き受けていただけました。制作した物に刺繡出来るということでした。

柔道着は安いモノではないので、提供できる方のみ集める事にしました。ですが殆どの方が自分のお子様の柔道着をミニチュアにして欲しいと託してくださいました。日頃お世話になっているコーチにも声をかけさせて頂きました。もちろん部員全員に!

 

柔道着を、ほどいていくうちに色んな事が見えてきました。

 首の後ろの衿がすり切れて殆ど生地が無くなっている柔道着、M君は練習熱心で柔道がしたいと高校を選んだなとか、

 H君は入学当時は、こんなに小さな柔道着を着ていたのかとかです。

 

 ある日、製作していると、M君のお母さんに「息子の柔道着で私の分も、作って欲しい」と言われました。そうか、他のお母さんも同じかもしれないと、思い聞いてみると殆どの方が欲しいと言ってもくださったので、刺繡代は別途頂き制作致しました。

 

さて、送る会は滞りなく終わり、皆さん喜んでいただけたようでした。

 

特にM君のお母さんは気に入って頂けたようでした。M君のお母さんのミニ柔道着は、息子さんの衿の生地の、使える部分をそのまま使用し再現しました。ミニ柔道着を見ていると柔道への向き合い方が伝わってきました。

 

それから、

口コミで注文を頂き製作していましたが、息子の柔道の追っかけが終了したのを機に以前から興味のあったハンドメイドサイトに出品しました。

柔道を頑張っている選手も、応援し支えている周りの人も喜んでいただけるような作品を作りたいと思うようになりクリーマでの販売をしています。

最近ミンネでも販売をはじめました。

刺繍は外部委託ではなく、当方が編集し刺繍することにより、リーズナブルなお値段が実現致しました。

もしよろしければ、覗いてみてください。

長々と書き綴ったモノを読んで頂いてありがとうございました。